結論から書くと、GBLをやり込むのは辞めることにした。ランク20になれば貴重な凄い技マシン(スペシャル)が貰えるし。来期はレーティングなしでランク20でポーズやマスクドピカチュウが貰えるようなのでそこまではやるかもしれないが、今後は余程の改善がない限りGBLに本気で取り組む事はないだろうなと思う。そしてその改善には全く期待が持てていない。
決断に至った理由は色々ある。仕事がかなり忙しいし、その合間に音楽活動もしているし、単純にGBLに飽きつつあるというのもあるし、他に優先順位の高い事がある中でGBLとそれらを両立するのがしんどくなってきたというのは勿論なのだが、どちらかというと以下に列挙する問題点によるモチベーション低下が大きく、その結果としてGBLとそれ以外を両立する熱意が失せたというのが本当のところだ。
モチベーションが十分あったころは、休日出勤が普通にあるような本業の合間に年1枚ペースでフルレングスのアルバムを制作し、さらにその合間の時間を活用してGBLの研究をして、なんだかんだでシーズン6~9の1年間にわたってレジェンドを継続できていた。まあ、それだけのモチベーションが消えるぐらいの問題にGBL実装当初から悩まされ続けてきたという事でもあるのだが。
シーズンが進むにつれてバグも遅延も酷くなる一方で、そのバグはプログラマー目線だとあまりにも不可解、あるいは実装が相当よろしくないのでない限り起らないバグが相当数ある。例えばシーズン6~シーズン7前半に存在したマスターリーグクラシックのアメXLバグなどは、内部の作りが相当トンチキでない限りあのような挙動にはならないように思える。最近だと開幕ターンずれが頻発するようになり、そのターンずれが起こる条件を見ると同期を取るべきタイミングで同期を取っていなさそうだったりするので、一体どういう実装をしているのか相当怪しく思っている。
育成コストも大きな問題で、アメXLの導入で1匹育てるコストが大幅に増加してしまい、1シーズンに1~2体程度を頑張って育成して(個体は当然妥協して)投入しても技の調整や新ポケモンの実装で簡単にご破算、そのくせ技術介入度が低いのでシーズン2の頃に身に着けた技術だけで4シーズン連続でレジェンドに到達できた程度。冷静に考えればやりがいがないというか、あまりにも対戦ゲームとして歪すぎる。
そして前から何度も書いているが、GBLで勝つのに重要なファクターである技性能や細かい対面についての知識が、ゲームだけでは到底身に着けることができずに規約違反である解析情報に頼らないといけないのが本当に終わっている。この点については何度もNianticに問い合わせているが、テンプレ回答が来るだけでしかなかった。俺は賞金の出る大会の種目になった時点で解析情報を見るのをやめたし、それらをベースにしたシミュレーターや個体値チェッカーも使うのをやめた。結果として相当不利になっているとは思うが、自分の勝利よりもプレイヤー倫理を優先できない人間は競技ゲーマー失格なのでさっさと死ねば良い程度に思っているので、まあこの点は色々仕方がない。
不正行為については他にもNianticに色々と問い合わせていたが、結局まともな回答は何一つとして得られなかった。インフルエンサー連中は明らかに不正行為について興味がなさそうだし、Nianticはそういう連中の声しかどうせ聞かないだろうから、恐らく今後も不正行為に関する規約はザルであり続けるだろうし、倫理観のないプレイヤーだけが得をし続ける結果で終わるのだろう。
GBLをシーズン10の半ばでやめた後、10年ぶりぐらいに格ゲーに復帰した。勿論こっちはこっちで色々と不満はあるのだが、やはり技術介入度がちゃんとあって練習しただけ上達するゲームの方が、競技ゲームの在り方としては正しいよなと思う。
バグと遅延がマシになって不正行為がもっと厳格に取り締まられるようになれば、またGBLをやり込む日が来るかもしれない。シーズン11が丸々レーティングなしの調整期間なので本来ならここにある程度の期待が持てるのだろうが、この2年程の期間ただひたすらNianticに失望し続けた事を考えると、全く期待できないというのが正直なところではある。